こんにちは、元ソウル留学生のpupo(Instagram@kankoku_tanoshi)です。
今回は「バカ」「アホ」を意味する韓国語「パボ」を特集します。
- 「パボ」のハングルと発音
- よく聞く「パボヤ」の意味
- K-POPの歌詞で見る「パボ」の使い方
※この記事の韓国語音声はすべて音読さんを使用しています
韓国語「パボ」のハングル&発音
「パボ」はハングルで「바보」と書きます。
日本では「パボ」と表記されることが多いですが、濁らせて「バボ」と発音した方がネイティブには伝わりやすいです。
韓国語「パボ」の意味は「バカ、アホ」
「바보」の意味は「バカ」「アホ」です。
「バカ野郎」と相手をけなすときにも使いますが「もう~、バカだな~」と恋人同士でじゃれ合うときにも使います。
韓国語には
- 쓰레기(ゴミ)
- 돌아이(キチガイ)
- 싸가지(生意気)
などキツイ悪口が多いので「바보」は軽い憎まれ口として使われているのです。
韓国語「パボヤ」の意味
韓国ドラマなどでよく聞く「바보야」には2つの意味があります。
意味①「バカだ」
나는 진짜 바보야
(僕は本当にバカだ)
「바보」の後ろについている「야」は「~だ、~だな」という意味の語尾です。
なので「바보야」は「バカだ」「バカだな」という意味です。
語尾を上げて疑問文にすれば「바보야?(バカなの?)」となります。
意味②「バカ(呼びかけ)」
그걸 말하면 안 되지, 바보야!
(それ言ったらダメじゃん、バカ!)
2つ目の意味は相手へ呼びかけるときに使う「バカ」です。
韓国では「서아야」のように「名前+야」で人を呼ぶのですが、それと同じ感覚です。
日本語に慣れた身からすると「바보」だけでもよさそうですが、韓国語では名詞で文を終わらせる体言止めが尻切れトンボな印象を与えるので「야」で文を整えます。
K-POPの歌詞で見る「パボ」の使い方
歌詞に「바보」が入った曲でネイティブの使い方を見てみましょう。
Psycho / Red Velvet
서로 좋아 죽는 바보 바보
Psycho / Red Velvet
(死ぬほど互いを好きなバカとバカ)
自分や恋人を「바보」と言うのはよくあるパターンですね。
하루에 세번 / TWICE
연락 좀 해 바보야
하루에 세번 / TWICE
(連絡してよ、バカ!)
「1日に3回は連絡してよ」と恋人に文句を言うかわいい歌です。
Broken Melodies / NCT DREAM
바보 같은 걸 알지
Broken Melodies / NCT DREAM
(バカみたいだってことはわかってるよ)
- 바보 같은(バカみたい)
- 별 같은(星みたい)
のように「○○ 같은」で「○○みたい」となります。
韓国語「パボ」まとめ
最後によく使う「바보」の応用をまとめておきます。
意味 | 韓国語 |
---|---|
バカだな | 바보야 |
バカじゃない? | 바보 아니야? |
バカみたいな | 바보 같은 |
おバカたち | 바보들 |
親バカ | 딸바보 / 아들바보* |
バカにする | 바보 취급하다 |
*娘・息子を溺愛する親は「딸바보(娘バカ)」「아들바보(息子バカ)」と言います。
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