平壌冷麺という料理を知っていますか?
平壌冷麺は北朝鮮の首都の平壌で生まれた冷麺です。
2018年4月の南北首脳会談で金正恩氏がお土産として持ってきたことでも話題になりました。
冷麺と言うと韓国の料理という印象がありますが、実は冷麺のルーツは朝鮮北部(今の北朝鮮)にあります。
そんな平壌冷麺を私も食べたいと思ってたところグルメな韓国人の友人が耳寄りな情報を教えてくれました。
なんでもソウルで1番美味しい平壌冷麺のお店が南大門市場にあるとのこと。
これは行くしかないと思ったので、行ってきました。
平壌冷麺の特徴
平壌冷麺は他の冷麺と何が違うのでしょうか?
平壌冷麺の特徴は麺とスープにあります。
平壌冷麺の麺は太く弾力があります。
スープは韓国の冷麺では使われない牛でダシが取られています。
独特の味わいのスープで韓国の冷麺と比べると薄味です。
韓国人は平壌冷麺が好き?
韓国人に平壌冷麺について聞くと「大好き」という人と「ゲロマズ」という人に意見が分かれます。
実際、私にお店を教えてくれた友人も「最初に食べたときは下水道の味がした」と言っていました。
友人は「もう食べたくないと思っていたのに、3日経つと無性にまた食べたくなり、そこからどんどんハマっていった」と話していました。
下水道の味はオーバーな表現ですが、最初は嫌いだったけど段々と平壌冷麺にハマっていった韓国人は結構多いです。
「こんなに意見が分かれる平壌冷麺はどんな味だろう」とずっと気になっていました。
お店について
教えてもらったソウルで1番平壌冷麺が美味しいお店は「プウォン麺屋(부원면옥)」という名前のお店です。
1960年から続く老舗で平日の昼には長蛇の列ができる人気店です。
そんな「プウォン麺屋」は南大門市場にあります。
最寄り駅は地下鉄4番線のフェヒョン(회현)駅です。
フェヒョン駅の5番出口を右に出てまっすぐ歩いていると右手に「부원면옥」という看板が見えてきます。
お店はこの階段を登った2階にあります。
かなりわかりづらいので、私も友だちがいなければ確実に迷っていました。
店名:부원면옥
住所:서울특별시 중구 회현동 남대문시장4길 41−6
(大韓民国 Seoul, Jung-gu, Hoehyeon-dong, Namdaemunsijang 4-gil, 41−6)
いざ、平壌冷麺を実食
お店には1時過ぎに行ったので店内はそれほど混んでなくスムーズに入店できました。
お店にはもう何十年もこの店に通っているであろう常連のおじいちゃんもいて平壌冷麺への期待も高まります。
今回は平壌冷麺(물냉면)とピンデトッ(빈대떡)を頼みました。
ピンデトッはチヂミの一種でこのお店のもう1つの看板メニューです。
エビや肉といった具の他に代々伝わる秘伝の薬味が入っていてとても美味しかったです。
このピンデトッを食べながら冷麺が来るのを待つのがこのお店の定番なんだそうです。
ピンデトッを食べていると冷麺が来ました。
まずはスープからいただきます。
友人が「下水道の味がした」と言っていたので恐る恐る飲みましたが、感想は「美味しい!」でした。
韓国式の冷麺に比べると味は薄いですが、酸味のあるスッキリとした味わいです。
続いては麺です。
韓国式の冷麺の麺よりも太くてモチモチの食感で美味しかったです。
店員さんがカラシ、酢、コチュジャンを少しずつ入れていくと美味しいと言っていたのでそれも試してみました。
また違う味が楽しめたのでオススメです。
美味しいお店で食べたからかわかりませんが、平壌冷麺を「ゲロマズ」という韓国人が信じられませんでした。
辛いものが好きな韓国人は薄味が嫌いということでしょうか。
むしろ、韓国式冷麺より平壌冷麺のほうが優しい味で日本人の口には合うと思います。
平壌冷麺まとめ
ソウルで1番平壌冷麺が美味しいお店「プウォン麺屋」、大変満足しました。
平壌冷麺を食べたのが初めてだったので、ソウルで1番かどうかはわかりませんがとても美味しかったです。
韓国旅行に行かれる際はぜひ一度この平壌冷麺を食べてみてください。
こちらの記事も読まれてます
コメント